ダブルピース日記~推しに健やかであってほしい~

脳直で物を言う地方在住の半茶の間。2018年は遠征できないので何も口を出す権利がありません

コナンの脱出ゲーム行った

 
 
友人がコナンにハマっている。
この友人というのは過去記事の「美男高校地球防衛部」のCGライブに「チケットは奢るから来てくれ」という強火を発揮した友人と同じだ。
本人の許可なしにこういうのを書くと怒られるかもしれないが、
普段はいち社会人として生き、イベントに行く前にコスメを見に行くぞ、とカラフルな売り場をスイスイと歩いていたかと思えば気がつけば安室さんの胸に抱かれている。
オタクか一般人か、はたまた一般人のコスプレが上手いオタクか、私も位置取りを決めかねている。
これはまた別の記事にするが、彼女とは「ゼロシコ」も観に行ったりしている。
フットワークの軽さはオタクの強さ、それを体現したような人物である。
 
そんな中、街中でコナンのポスターを見かけた。アニメショップでもなんでもない商店街の一角だ。
「脱出ゲームっていうのがあるのか。アイツは行かないのかな」とメッセージを送り、予定が合い、友人の快速チケ取りにより
我々二人は体験型イベント「公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出」に参加する事になった
 
 
この公演は謎解きというゲームの性質上ネタバレが一切出来ないので、感想と本編以外のレポートだけにすると、
参加者層は中高生(土日だったため?)から社会人層、そして小学生連れの保護者まで様々で、名探偵コナンという作品の層の熱さ(誤字ではない)が分かった。
「謎解き」「脱出」というと私としては難しそうなイメージがあるが、「コナン」というコンテンツがよりライトに見せてくれて初参加の私も割りと気楽に参加できた。
 
会場の様子は公式サイトの参加者インタビューにある写真と同じようにガイダンスのような設営で行われる。
今、どこからがネタバレなのかと確認するために公式サイトを確認したら、開催時間中に使用するアイテムや会場の様子はけっこう公式サイトに掲載されていたので
まあ、爆弾をどうにかこうにかして解除する内容だと思ってもらえればOKだと思う。
多分本チャンの解決すべき謎の部分以外はほとんど公式サイトに写真や文章で掲載されているのでライン引きが明確で助かる…
 
私は友人と2人で参加したが、ひとチームの合計人数は6人らしかったので受付のお兄さんが上手に人数を割り振って欠員のあるチームに入れてくれる。
たとえぼっちでも多分2:3:1とかで6人を組む事になるので強く生きてほしい。
「物語の中にしっかり入り込むのが脱出の秘訣」「映像や司会者の言葉にも注目」
(公式ホームページからの引用)とある通り、席に着いた時点から公安の試験の受験者としてなりきった方が良い気がする。
見知らぬ人と会話をするのが苦手な人ならなおさらガラスの仮面を被った方がよくて、できるなら気心知れた知人を行くのを推奨したい。
謎解きには公式サイトに掲載されているようなアイテムを使うので、「チーム」としてこれをまずちゃんと回覧や設置場所等を気遣って共有して、協力する上でのフラストレーションを最低限にする事が重要だと思う。
謎解きとは結局推理をするということなので、出来るだけ思考を邪魔するものは無い方がいい。
了承をとらないアイテムの自分本位な操作や使用、閲覧は本当に止めた方がいい。マジで。イライラした。
私の居たテーブルはコナンを楽しみにというよりも謎解きゲームを楽しみにしている経験者らしい面子が先に着いていて、その方々にゲーム中はかなり助けて頂いた…
しかしやっぱりアイテムの使用や閲覧がスムーズ・難が無いとは言えず先走ったり結局重要な場面を見逃して一歩後退や仕切り直しが必要になる状態になってしまう事にも繋がったりしていた。
何においても当然、コミュニケーションと発言力が必要なので見知らぬ人とのディスカッションが苦手なら本当にダメなゲームだと思うよ…
 
ちなみに一度参加した参加者は自己申告の上当日の入場時点で経験者用テーブルにまとめられるか、そもそもの複数回参加を控えるのが推奨される。
(複数回の参加に関しては公式サイトに色々と書いてあるのでそれを見た方がいい。絶対に。)
 
全部終わってから「あああ~~~~!!!」となるのは謎解き物の常で、非常に楽しい。
自分が持つ発想に対して他者から受ける同をの割合や反応を無意識に多数決的に扱ってしまうことの作用とか疑うか疑わないかとか、制限時間に追われて焦ってしまう感じとか、まさに「試験」、試されているのだなと思ったし焦り過ぎてよくわからないことを沢山言った気がする。
最早心理戦、私はようやくゆっくりできると気楽に居た筈の日曜日になにをしているのだと我に帰るくらい焦った。
 
当然ながら公演ごとに開始時間と終了時間は決まっているのでそこから生まれるミラクルもハプニングも色々とあるので、それを楽しめる人にはハマると思う。
しかし脱出に二度目は無い。終了までに出た物が全てだ。
成功しても失敗しても盛り上がれる信頼できる仲間と挑む事ができるのならもう最高のイベントだ。
 
今回は安室さんファンの友人と行ったが、上演中は進行を安室さんがするのであの指示も、この指示も、安室さんから音声で貰えるのはファンは嬉しいだろうなと思う。
謎解きファンにも、コナンという作品ファンにも、安室さんというキャラのファンにも優しいイベントだった。
あと会場で案内してくれるスタッフさんの一人がすごい安元さん(声優)に似ていて気になって仕方が無かった。いい声だった。
 
惜しくも脱出できなかったので物販で「脱出失敗」ステッカーと公安手帳を買った。
既に各所で盛況なイベントシリーズらしいが、単純に欲しかったのとお布施をしたい気持ちになった。楽しかった。
会場外では安室さんとコナン君のパネルが撮影可能で、等身大パネルではよく耳をすませてみたら安室さんがシャッターまでのカウントダウンをしてくれていた。
そして潔く「脱出失敗」の札を持ってイエーイ!と写真を撮影して、脱出失敗した事からくる「チクショウ!」を抱えながらも清々しく会場を後にした。
 
またやってくれないかなあ。普通に楽しかった。
休日だから寝ていようとおもったけど、外に出てみてよかった。これは楽しい。
子供の頃から日常に組み込まれていた作品が画面を飛びだして現実の人間を巻きこんで何かをするようになるとは、当時の私は考えもしなかったと思う。
別の作品でもまた近隣で開催されるようなら是非参加したい。
 
 
あと友人がカンバッジで推しを引いていたのがよかった。ポスター絵の安室さんかっこいいよね。
 
 
(公式サイトにある以上のシナリオや謎解き本体には触れていないつもりですが問題があれば教えて下さい)